芋ノ木ドッケから
     雲取山を巡る

コース
「富田新道入口」0656→「長沢谷下降点」0710→「芋ノ木ドッケ」0920-0929→「大ダワ」0951→
「雲取山荘」1011→「雲取山」1036-1056→「ブナ坂」1137-1142→「登山口」1342



今回は以前から気になっていた二軒小屋尾根から唐松谷林道を歩いてきた。二軒小屋尾根は登りに使う分には迷いそうも無いが下りに使う時には1500m付近尾根が広がった辺りが要注意 唐松谷林道はヒヤヒヤするようなトラバースが続きおっかない。使うとしたら登りに使う道だろう。

長沢谷下降点から大ダワ林道登山道を少し辿る。途中有名な長沢谷の桂の木を見る。この近くにはミズナラの巨木もあるようで見つけることはできたが横目でチラッと見て挨拶程度で通り過ぎる。見てくれば良かったけど時間がどのくらいかかるか読めないから仕方がない。
ジグザグに登って尾根を乗り越すところから登山道を離れ尾根に取り付く。
この尾根道はしばらく穏やかで有るがだんだんと傾斜が増してきます。
なんだか余計に息が切れハァーハァーいいながら登って行きます。


途中にはヤマサクラが咲いていたりして所々で花を見ながらゆっくり登って行きます。
桜の花を見るとこの辺りは季節的には一ヶ月位戻った感じなのでしょうか??この辺りはやっぱり奥多摩でも奥の方なんだなと改めて思ったりしてひたすら登って行きます。
しかし このコースはやっぱり普通の登山道じゃないからか やたらと息が切れます。こういうところを歩くにもコツみたいなものが有るのでしょうか??そんなこと思って入るがやっぱり辛い登りが続きます。1500を越えると尾根が合わさり広い尾根となり 登りに使う分には迷いようがありませんが下りに使う時には要注意だと思いました。


登りの途中には立派なブナの木を見たりして登ります。
この付近は尾根は比較的なだらかだったと思います。













1500を越えた先では 白樺が多くなり 白樺好きの!(^^)!は嬉しくなり あっちにいったりこっちにいったりウロウロ さっきまでの登りのことなんてすっかり忘れ 楽しくなりました。

しかしこの付近までで花といえばタチツボスミレ位でほかは殆ど見ません。ちょっと寂しく感じていました。







そんな花は1700メートルを越えた辺りで二重山嶺のような地形のところでキジムシロかなを少し見かけました。この他はやはりタチツボスミレが殆どでした。しかし1700を越えた辺りは地形図のとおり荒地という感じで 少し寂しい感じがしますが そんなことも思っている余裕は直ぐに無くなり急な登りとなりました。ここの登りが一番辛い所です。





急登を登りきれば芋ノ木ドッケ 山名板はこの写真のしか見ませんでしたが ピークから少し外れた場所にあったので 一応ピークを踏みに行ってきました。小腹がすいたので 少しここで休憩し再び歩き始め下って行きます。下りきったところは 大ダワです。少しゆっくりしようかと思ったけど二人の方が休んでいたのでここはそのまま素通り。この先で道は男坂と女坂に分かれます。ここはもちろん男坂に入りがんばって登ります。






急な登りで息を切らせ下を向いて歩いているとバイカオウレンが咲いていました。そんな急坂も少しがんばれば明るく開けた場所に出ます。








開けた場所には雲取ヒュッテがありますが今は営業をしていません。建物の横を通り抜け後ろを振り向くととても眺めが良い場所で歩いてきた芋ノ木ドッケから三峰方面が見えます。去年一度歩きましたが 季節を変えてこちらも歩きたいなと思っています。ヒュッテから少しで雲取山荘に出て山荘には鯉のぼりが泳いでいました。







山荘で水を補給して登って行きます。ここが最後の登り がんばりどころ 登りきれば山頂です。今日はうっすらですが富士山も見え 南アルプスの山並も見ることができ ラッキーでした。しかしゴールデンウイーク中ということもあり 山頂は大混雑 余り落ち着かなかったけどこちらで昼食にしました。









昼食後これから歩く石尾根を見下ろしき始めます。これから登ってくる人下って行く人良く見えます。











快調に軽くアップダウンを繰り返し下って行きます。途中ヨモギの頭と呼ばれるピークから奥多摩小屋五十人平方面を見ます。ここもなかなか雰囲気の良い場所でした。











更に下りブナ坂へ下る手前で最後の展望を楽しみ下るとブナ坂 ここはちょうど良い憩いの場所になっているようでいつもここで休憩するハイカーを多く見ます。という私もここで少し休憩しました。休憩後左の道へ入って下って行きます。










しばらく急な下りでどんどん下ると沢音が近づき唐松谷に出会います。沢沿いは気持ちが良い所で芽吹きはじめですが 新緑の頃や紅葉の頃は綺麗だろうなと思いました。沢沿いの所ではツルネコノメソウを見ました。
しかしこの道は細いトラバースが続く感じの道で落ち着きません。途中数箇所でヒヤッとした場面がありましたが 何とか何度も歩いた大滝の横に出て この先は何度も歩いているので快調に下って行きます。吊橋を渡って最後登り返せば車を停めた場所ですが 最後の最後に前を歩いていた団体さんの一人がカメラを沢に落としてしまったようで 困っていたので ロープを出して拾ってきました。しかしカメラは壊れており 持ち主は落胆した様子でした。