蕎麦粒山

ヨコスズ尾根を何度か歩き途中右手から登ってくる尾根が気になり 歩いていきました。
ここは地形図の通りなかなか急な登りが続きましたが 思いのほか広葉樹が多く意外と
楽しむことができました。                                      

「倉沢BS」0740→「倉沢のヒノキ」0802→「ヨコスズ尾根」0925→「蕎麦粒山」1111-1123→「川乗林道」1146→「百尋の滝展望地」1216→「川乗橋BS」1330

 

倉沢BSで下車し軽くストレッチなどして歩き始めます。バス停からはヒノキの看板を目指して行けば良い。 ヒノキは観光地みたいな場所だから たいした事無いだろうと思っていたら意外と登りの傾斜が強く息があがる。どうにかヒノキに着くと一通り写真を撮りヒノキの裏に伸びる尾根を登って行く。                                            


少し急な尾根を登ると目の前が開けて来て見ると伐採地になっており 植林をしたばかりのようで 鹿避けにネットが張ってある。ネット沿いにとにかく登って行くと 再び尾根状の地形になり 急な道を エイエイと登っていく。しかしこの道は思いのほか広葉樹が多く目を楽しませてくれる。途中にはこんな立派な桜が出迎えてくれたりしてくれる。

何処までこの登りは続くんだと 嫌気が差して来た頃左の方からも尾根が上がって来ているのを見ると更に少し傾斜がきつくなりエイヤーで登りきると左からの尾根と合わさり 広場状の地形となり傾斜も緩くなる。この左からの尾根をトボウ尾根というらしい。広くなった尾根を緩々と登って行くとヨコスズ尾根の登山道に出る。

ヨコスズ尾根の登山道に出たら右折して登っていく。しばらくトラバース道が続き滝入の峰からの尾根が降りてくると尾根の上を歩くようになり 雰囲気も良くなる。この付近では前回に引き続き猿の群れと出会ったりしてビックリ。そんな道も登っていくと避難小屋に出て 休まずにそのまま通過して右手に伸びる縦走路を歩いていく。


この縦走路ではとにかくブナの黄色が目立つ。しかしこの黄色が光に当たると 金色に輝き なんともいえない美しさを見せてくれる。

今回は仙元峠には寄らず そのまま縦走路を行く。巻き道を右に分け蕎麦粒山の登りに入ると ブナのトンネルの中を歩く。この場所も良いね^^

登りきれば蕎麦粒山の山頂 ここもなんとも良い雰囲気。ふと足元を見ると一輪のリンドウが咲いていた。ボチボチお腹も空いたのでここで昼食にする。食事をしながらバスの時間を確認して時間もギリギリになりそうなので食事も早々に切り上げ歩き出す。


縦走路の途中から右の巻き道に下ると辺りは味気ない植林の中 今までの景色とうって変わり その変わりようにがっかりしつつはじめて歩く道にわくわくしつつもある。道はしっかりしていて この道の途中ではリンドウのお花畑のような群生地を見る。そんな所も有れば こんなおっかなさそうな桟道を見ておっかなびっくり何とかクリヤーする。ずんずん下ると林道に出る。目の前にはビックリするほどのフジアザミが咲いていてなんだこれはと思わず叫びそうに。


周囲の景観がやっぱり素晴らしく 景色を楽しみながらトボトボと下って行くと まず百尋の滝の上流にある無名滝が目に入り 更に下ると百尋の滝の観瀑台に出る。見ると紅葉にはかなり早そう 今後どう変わるか楽しみ。後はいつものように川苔谷に下りいつものように川乗橋に下る。バスの時間には10分ほどの余裕がありちょうど良い待ち時間に 心の中でヤッタと叫んだりした。